そのため宇宙は本来的に悪であり、様々な宗教や思想が神々を善なる存在とするのは誤りであるとします。
グノーシス主義では善と悪の対立が二元論的に把握されます。
善とされる神々が悪であるこの世界を造ったのならば、実際は善ではなく悪であり偽の神ということになります。
従ってどこかに真の神と世界が存在すると考えます。
悪の世界は物質で構成されているので、物質や肉体も悪ということになります。
一方で霊やイデアは真の存在、真の世界と考えられます。
グノーシス主義の世界観は善と悪、真の神と偽の神、霊と肉体、イデアと物質という二元論に特徴があります。
さらに反宇宙論と結合して反宇宙論的二元論となりました。
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