エドモン・ビロードとオラクルベリーヌ

エドモン・ビロード(1829~1881)はナポレオン3世に仕え、19世紀のパリで有名だった占い師です。
ヴィクトル・ユゴーの亡命やアレクサンドル・デュマの成功、ナポレオン3世のセダンの戦いにおける敗北を予言しました。

1845年頃には独自のオラクルカードである「オラクルベリーヌ」を考案しています。

またエドモンはエリファス・レヴィの影響を受けて独自のタロットを制作しました。

エドモンのオラクルカードとタロットカードは、1950年代にパリで有名だった占い師のベリーヌ(1924~2002)によって発見されます。

後にフランス・カルタ社よって復刻されました。

エドモンのタロットカードは「グラン・タロー・ベリーヌ」という名称で復刻されています。

大アルカナのデザインは、19世紀の魔術師で作家でもあったポール・クリスチャンによる「魔術の歴史と実践」から影響を受けたものです。

・オラクルカードとは

「オラクル」には神託という意味があり、神様のお告げや思し召しを指します。

オラクルカードには天使や妖精などが描かれており、様々なメッセージが書かれています。

悩みや心配に対処する方法を教えてくれます。

タロットカードもオラクルカードと同じように悩みを解決する働きがあります。

しかしタロットカードのメッセージは間接的です。

カードに質問をしながら意味を読み解く必要があります。

オラクルカードには最初からメッセージが書かれています。

そのためタロットと比較してより直接的に意味を理解することができます。

タロットカードを解釈するには知識が必要ですが、オラクルカードは直感力が重要になります。

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